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2016.07.31

SUBシステム(犬猫の尿管閉塞に対する外科手術)の実習セミナーに参加してきました

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 7月中旬に日本大学生物資源学部獣医学科(神奈川県藤沢市)で行われたSUBシステム(犬猫の尿管閉塞に対する全く新しい外科的治療法)の実習セミナーに参加してきました。

 近年犬猫の尿管閉塞(特に猫)による急性の腎不全(急性尿毒症)が増加してきています。原因の一つとしてはあるタイプの泌尿器結石予防用の食事を摂取することが違うタイプの結石形成を助長しているとの説もあります。尿管閉塞はある種エマージェンシー(緊急疾患)であり、早急にその閉塞を解除しないと死至るケースもあります。

 今までは閉塞している結石を摘出したり、尿管の中にステントと呼ばれる特殊なチューブを設置して尿管閉塞の解除を行っていましたが小動物の尿管は極々細く、結石を摘出した尿管の縫合することや、尿管の中にステントを挿入することは技術的に非常に高度な技術を要求されました。

 今回実習でその設置方法を学んだSUBシステムは全く新しい発想で閉塞した尿管をバイパスして腎臓と膀胱を繋ぐことにより尿の排泄路を確保する方法です。尿管を介さないため設置が比較的短時間で行えること、尿管の状態にあまり影響を受けないこと、術後再閉塞への対応が可能であることがメリットと考えられます。しかし全く新しい技術であること外科用X線機器などの特殊な設備も必須であることから日本において実施できる施設は限られています。

 当院では既に数例の尿管閉塞例に対してSUBシステムの設置を実施していますが、その技術のレベルアップをめざし今回日本大学の浅野先生にご教授いただきました。とても実践的な内容で技術的な疑問点か解決できたと考えています。

 今後この技術によりより多くの尿管閉塞を患った動物たちを救うことができればと願います。

 

 

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バーニー動物病院

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